ひふのお悩み・医療レーザー脱毛・あざの治療
当院では赤あざ(血管腫・血管奇形)、青あざ(太田母斑・異所性蒙古斑)、茶あざ(扁平母斑)、黒あざ(ほくろ・色素性母斑)、その他のあざ(脂腺母斑・表皮母斑)の治療をおこなっております。
いわゆる「ホクロ」です。一般的には大小さまざまで平坦なものから盛り上がったもの、黒いものから茶色(褐色)のものまであります。生まれつきからあるものからあとで出現することもあります。また生まれつき皮膚のかなりの部分に色素性母斑がひろがっている場合には、巨大色素性母斑と呼ばれます。
色素性母斑は母斑細胞が表皮と真皮の境目もしくは真皮の中に存在して、メラニン色素を作り出すために、褐色ないし黒色に見えます。時には毛が生えたり表面がでこぼこすることもあります。
小さな色素性母斑は悪性化することはあまりありませんが、巨大色素性母斑は悪性化する可能性があるともいわれているため、適切な観察や治療が必要です。また一般に足の裏や手のひらのほくろも悪性化しやすいと言われますが、それほど頻度は高くありません。
ただホクロがいつのまにかできて次第に大きくなる、色の濃淡がある、形状が左右対称でない、境界が不明瞭、傷ができて治らない、などは悪性化の可能性があるため、早めに形成外科を受診してください。
直径数mmまでの小さなほくろは炭酸ガスレーザーでほくろ全体を焼き取る方法や、メスまたはパンチを使ってくり抜く方法があります。悪性化の心配がある場合はくり抜いた組織を病理検査します。治った直後は赤みのある傷跡になりますが、徐々に色が薄れ数か月経てば目立ちにくくなります。
数mm以上の場合は紡錘形に切除して縫い合わせる方法が一般的です。さらに大きい場合は、2、3回に分けて少しずつ切り取って縫い寄せる方法もあります。縫い寄せるのが難しい場合、周囲の皮膚を移動(局所皮弁)して傷をふさぐこともあります。局所皮弁でふさぐことができない場合は、皮膚移植(植皮)しますが、移植した皮膚と周囲の皮膚とは少し色合いが異なるので手術後の整容性はやや劣ります。
巨大色素性母斑では何回かに分けて切除したり、レーザー治療を行ったりします。またシリコンでできた袋(ティッシュー・エキスパンダー)を母斑周囲の皮下にあらかじめ埋めて、エキスパンダーに少しずつ生理的食塩水を注入して上の皮膚を伸ばしてから、エキスパンダーを取り出し、母斑を切除後、伸びた皮膚を引き寄せて傷をふさいだりもします。最近では、ご本人の皮膚を採取して培養表皮を作成して移植することが保険適応となりました。
このように母斑の治療はその大きさにより様々な選択肢があります。一部の治療には保険医療の範囲で可能な治療ですが、症例によっては自由診療となる場合がございます。詳しくは形成外科担当医にご相談ください。
【炭酸ガスレーザー 治療前】
【炭酸ガスレーザー 照射直後】
【治療後】
【炭酸ガスレーザー 治療前】
【炭酸ガスレーザー1回照射後】
【治療後】
【炭酸ガスレーザー 治療前】
【炭酸ガスレーザー治療直後】
【治療後】
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